ストーリー

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スタジアムのロゴ

スタジアムを囲む豊かな自然を表現。赤い丸は「新しい出発」 の意を込めて海からの「日の出」 を表現し、3つのウェーブは、解放された空、緑の山林、豊かな海というスタジアムの個性を表現しています。

ラグビーワールドカップ2019™の開催にあたっては、感謝の心で日本中世界中の皆様を歓迎し、小さな町の不屈の魂で開催を成功に導き、次世代に誇りと希望を伝えて行きます。

⚫️市民の夢と希望と勇気を乗せたスタジアム整備へ

釜石市は、2019 年にアジアで初開催されるラグビーワールドカップ2019™日本大会の復興のシンボルとして、 そして将来を担う子どもたちに夢と希望と勇気を与えるため開催都市に立候補し、2015 年3月に開催都市に選ばれました。国内12の開催都市の中で、唯一スタジアム会場を持たなかった当市は、東日本大震災からの復興を目指して次の考え方により『釜石鵜住居復興スタジアム』を新たに整備しました。 ①三陸被災地のスポーツ施設不足を解消し、県民が集い、スポーツを楽しめる。 ②国際・国内スポーツ大会をはじめ各種多様なイベント開催ができる。 (音楽・芸術・国際交流等) ③医療福祉目的の健康体力づくり施設として有効活用できる。 ④震災の記憶と防災の知恵を伝える。 ⑤ラグビー日本選手権V7・RWC レガシー(遺産) を伝える。 ⑥釜石フィールドミュージアムを構成。(自然環境、歴史文化を野外活動として学習体験)

⚫️夢の舞台は防災を象徴する場所  市立釜石東中学校(写真/左)市立鵜住居小学校(写真/右)跡地

~小中学生、約600 人が一緒に駆けて逃げたシンボリックな場所~

2011 年の東日本大震災の際、手に手をとって逃げて助かった鵜住居小・東中の児童、生徒たちを含めて、子供たちの率先避難行動は、世界中に広く紹介されました。 小中学校跡地に建設された釜石鵜住居復興スタジアムは、釜石市の防災の考え方を広く発信しながら震災の記憶と防災の知恵を伝えるものです。

スタジアムの特徴

震災からの大きな羽ばたき・新たな船出

メインスタンドの大きな屋根幕は、鳥の羽根や、船の帆をイメージして造られました。これは震災からの大きな羽ばたきや新たな船出とし、復興を目指した新たなスタートをイメージしているものです。 ※屋根幕は最長部分で約67m

釜石の自然空間が感じられるスタジアムへ

2017 年5 月に当市で発生した尾崎半島山林火災の被害木(スギ約800 本)を活用して、木製シート4,990 席、ベンチ108 基、トイレ2 棟、日よけのためのルーバーを設置し、自然豊かな釜石特有の自然空間で、世界中の来訪者をおもてなしします。

他地域との絆が感じられるスタジアムへ

スタジアム整備に伴い、メインスタンドの最前列へ、北上市(旧国立競技場寄贈)、熊本県、東京ドームから寄贈を受けた青い座席を600 席設置し、「絆シート」として活用することで、多方面からの支援によるスタジアム完成の感謝の気持ちを広く発信するものです。

最高のグラウンドコンディションを提供

メイングラウンドには、優れた耐久性と衝撃吸収性のほかメンテナンス性にも優れる、床土改良型のハイブリッド天然芝を採用することで、世界最高のパフォーマンスに必要なグラウンドコンディションを提供することができます。※床土改良型ハイブリッド芝は釜石が日本初導入

有事の際の緊急避難場所を整備

西側駐車場の裏山(海抜20m)へ、津波災害時等の緊急避難場所を整備。有事の際に指定の避難場所への誘導等にあたった従事者等の緊急避難場所となるものです。