釜石鵜住居復興スタジアム、オープン!
本日、「釜石鵜住居復興スタジアム」のオープニングイベントが無事に終了致しました。
<リポビタンD 釜石鵜住居復興スタジアム オープニングDAY>
と題して行われたこのイベントは、日本の、そして世界の注目が集まる中、釜石ラグビーの歴史に新たな1ページを刻みました。東日本大震災からの復興と、釜石ラグビーの再興、そして東北の未来を明るく照らすことを誓って建設されたスタジアムは、今まさに、その幕を開けました。
スタジアムにお越しいただいた観客の皆様、選手、サポーター、協賛企業様、関係者の皆様に心からのお礼を申し上げますとともに、簡単ではありますが、その様子をお伝えしたいと思います。
🔽本日のプログラムはこちら🔽
10:00 キッズラグビー等のラグビーアクティビティ
12:00 キックオフ : レジェンドマッチ 「新日鐵釜石OB vs. 神戸製鋼OB」
13:00 オープニングセレモニー
14:00 キックオフ : メモリアルマッチ 「釜石シーウェイブスRFC vs. ヤマハ発動機ジュビロ」
さっそく10時から、ラグビーアクティビティが始まりました。「小学生ラグビー交流」では、釜石SWジュニアや静岡県袋井市のタグラグビーチーム、地元鵜住居小学校ウォーリアーズが参加し、トップリーグの選手が指導するラグビーセッションを行いました。「女子ラグビー交流」では、岩手県選抜の女子ラグビー選手に対して日本代表選手がコーチングを行い、「ジュニアラグビー交流試合」では、岩手県中学校選抜と横浜ラグビースクールが対決しました。またフィールドの周辺でも、タッチラグビー、ウィルチェア(車椅子)ラグビー、ストリートラグビーの体験会が行われました。
12時からのレジェンドマッチには、かつて「北の鉄人」と呼ばれた新日鉄釜石OBチームが、神戸製鋼OBチームと激突。かつて日本選手権7連覇を達成し、震災に見舞われたチーム同士ということもあり、ライバルでありながら旧友のような両チーム。V7メンバー同士で行われた前半(10分間)は、5-7で神戸製鋼OBが勝利し、若手OBも含めた全メンバーによる後半(20分間)は、24-17で新日鉄釜石OBが勝利しました。松尾雄治さんは試合後、観客に向かって「一緒にワールドカップを盛り上げて行きましょう」と力強くコメントしました。
13時からのオープニングイベントには、歌手の平原綾香さんが登場。「jupiter」を歌い上げるとともに、釜石東中学校の生徒と一緒に「いつかこの海を越えて」を熱唱しました。また、釜石高校2年生の洞口留伊さんが登場し、「スタジアムキックオフ!宣言」で世界の人々へ復興支援の感謝の思いを伝えると、約6,500人の観客で埋め尽くされたスタジアムは感動に包まれました。
そして、14時から始まったメモリアルマッチ。地元の釜石シーウェイブス(SW)と、トップリーグのヤマハ発動機ジュビロが対戦しました。震災の年の6月にも交流試合を行い、その後も交流を深めている両チーム。結果は24-29でシーウェイブスが敗れはしたものの、熱い声援を受けたチームの善戦ぶりに満員の会場から惜しみない拍手が送られました。また、ハーフタイムにはEXILEメンバーと岩手・福島の中学生236人によるダンス・パフォーマンスが披露されました。「中学生Rising Sunプロジェクト」を率いるEXILE ÜSAとTETSUYAに、サプライズで橘ケンチ、小林直己、岩田剛典のメンバーが加わり、この日、小中学生とEXILEの「Rising Sun」が披露されると、観客を大いに沸かせました。(釜石市立釜石東中学校の全校生徒117名、岩手県大船渡市立赤崎中学校と福島県会津若松市立湊中学校の全校生徒、そして釜石市、宮古市、山田町、大槌町の中学生らからなる混合チームTEAM夢の課外授業の236名。)
会場周辺のフードブースも充実し、交通の混乱もなく本イベントを開催できましたこと、改めて関係各位に御礼を申し上げます。「釜石鵜住居復興スタジアム」は、ラグビーワールドカップ2019日本大会の12カ所ある試合会場で唯一、新設されたスタジアムです。このスタジアムから釜石・鵜住居の新たなまちづくりを進めて参る所存です。今後とも皆様のご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。
釜石市長 野田武則 よりお礼のご挨拶